新雪を湛えた霊峰富士の裾野に広がる芦ノ湖の湖面には、箱根神社の赤い鳥居が見えます。
秋の余韻に浸るまでもなく、あっという間に師走に入ってしまいました。
今年も残すところあと一月。一年が経つのは早いものです。
宮城、岩手、秋田、青森と東北取材から戻った私は、一息するまでもなく、
伊豆箱根、鎌倉湘南方面へと足を運びました。
霊峰富士はすっかり冬の姿へと変わり、静かな湖面が広がる芦ノ湖のほとりに、箱根神社の赤い鳥居が見えます。
明朝6時、湖畔の一角に腰をおろし、前方に広がる芦ノ湖の風景を見つめていると、
日本古来から残され続けてきた原風景の世界へと誘われました。
透き通るほどに美しいこの風景に、侘び寂びを感じずにはいられませんでした。
神聖なる境内が祭られている箱根神社をお参りした後、箱根駅伝でも有名なあの坂を上り、
箱根火山の噴煙地でもある大涌谷へと向かいました。
たくさんの観光客で賑わいを見せる中、ここでも霊峰富士は雲の隙間からその雄姿を見せてくれました。
箱根の森はようやく遅い紅葉を迎えようとしており、箱根神社境内入り口にある大イチョウの木は、
黄色い葉で彩られていました。
帰りには小田原市内を抜け、北条家ゆかりの地でもある小田原城に立ち寄り、
駿河湾を横目にみながら、鎌倉湘南方面へと向かい旅路の途に着きました。
初冬の箱根路を歩いてまたパワーを頂いたような気がしています。
天然杉で囲まれた参道を上ると、神聖な趣きに包まれた箱根神社が見えてきます。
大涌谷から見た霊峰富士の雄姿。雲の隙間から真白い雪で覆われた山頂が見えてきました。
箱根神社の安産杉と大銀杏の木
神奈川県箱根町にある箱根火山の噴煙地、大涌谷(おおわくだに)。
小田原市内にある北条家ゆかりの地、小田原城。








